部首による漢字の検索

■ 漢字について

漢字とは、古代中国で誕生した「意味を表す文字」になります。
日本語を含む東アジアの言語体系に深く根ざした表意文字となります。

▼ 漢字の基本的な特徴

・表意文字 : 漢字は一文字で意味を持ちます。例えば「山」は、山そのものを表します。
・音読みと訓読み : 日本語では中国由来の「音読み」と、日本語固有の「訓読み」が併存しています。
・複雑な構造 : 部首(意味や分類を示す部分)と筆画(線の数)で構成され、意味や読み方の手掛かりになります。

▼ 漢字の起源と歴史

・起源 : 紀元前1300年頃の中国・殷王朝で使われた「甲骨文字」が最古の漢字とされます。
・進化の過程 :
甲骨文 → 占いに使われた刻印文字
金文 → 青銅器に鋳込まれた装飾的な文字
篆書 隷書 → 公文書や筆記に適した書体
楷書 行書 草書 → 現代でも使われる書体

▼ 漢字の広がりと影響

・漢字文化圏 : 中国、日本、韓国、ベトナムなどで使用され、各国で独自の変化を遂げました。
・日本への伝来 : 5世紀頃に仏教経典などを通じて伝わり、やがて仮名(ひらがな カタカナ)も漢字から派生しました。
・和製漢字(国字) : 「働」「峠」など、日本独自に作られた漢字も存在します。

▼ 漢字の構成と分類

・六書(りくしょ) : 漢字の成り立ちを分類する古代の理論
象形 : 形を象ったもの(例 : 日、月)
指事 : 抽象的な概念を記号化(例 : 上、下)
会意 : 意味を組み合わせたもの(例 : 明＝日＋月)
形声 : 意味＋音の組み合わせ(例 : 海＝氵＋毎)